
5五将棋は、縦5マス×横5マスの小さな盤で遊ぶ将棋です。
普通の将棋より駒が少なく、短時間で決着しやすい一方、「取った駒を使う」「成る」「王を詰ませる」といった将棋の基本をしっかり楽しめます。
1.ゲームの目的
相手の王将または玉将を、逃げられない状態にすれば勝ちです。
詰み:王手から逃げる方法が一つもない状態。詰ませた側が勝ちです。
実際には王の駒を取るところまでは進めず、「詰み」になった時点で対局を終えます。
2.使う駒
各プレイヤーは、王・飛車・角・金・銀・歩を1枚ずつ、合計6枚使います。
| 駒 | 読み方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 王・玉 | おう・ぎょく | 守るべき中心。周囲へ1マス動く |
| 飛車 | ひしゃ | 縦横へ何マスでも進む |
| 角行 | かくぎょう | 斜めへ何マスでも進む |
| 金将 | きんしょう | 王の守りに向く |
| 銀将 | ぎんしょう | 前方と斜めへの攻撃に向く |
| 歩兵 | ふひょう | 前へ1マスだけ進む |
3.最初の並べ方
自分が盤の下側に座る場合は、次のように並べます。将棋の駒は色分けされていないため、尖った側を相手へ向けることで持ち主を区別します。












薄く色を付けた最奥の1段が、それぞれの「敵陣」です。
4.自分の番にできること
2人が交互に1手ずつ進めます。自分の番には、次のどちらか一つを行います。
移動先に相手の駒があれば、その駒を取ります。
以前に取った駒を自分の駒として盤へ戻せます。これを「打つ」といいます。
5.駒の動かし方
以下は、自分の駒が上方向へ進む場合の図です。色の付いたマスへ動けます。

王・玉
周囲8方向へ1マス動けます。ただし、相手に取られるマスへは移動できません。

金将
前3方向、左右、真後ろへ1マス。後ろ斜めには進めません。

銀将
前3方向と後ろ斜め2方向へ1マス。横と真後ろには進めません。

歩兵
前へ1マス。正面に相手の駒があれば、前進して取ります。

飛車
前後左右へ何マスでも進めます。ただし、途中の駒を飛び越せません。

角行
斜め4方向へ何マスでも進めます。飛車と同様、途中の駒は飛び越せません。
6.取った駒は自分で使える
相手の駒がいるマスへ自分の駒を動かすと、その駒を取れます。取った駒は持ち駒となり、後の自分の番に空いているマスへ置けます。
相手の駒を取ると、その駒は自分の味方になります。打つときは、自分の方向へ向けて置きます。
7.敵陣では「成る」ことができる
銀・歩・飛車・角は、相手側の最奥1段へ入る手、その段の中で動く手、またはそこから出る手で、駒を裏返して強くできます。これを成るといいます。
| 元の駒 | 成った駒 | 成った後の動き |
|---|---|---|
飛車 | → 龍王(龍) | 飛車の動き+斜め1マス |
角行 | → 龍馬(馬) | 角の動き+縦横1マス |
銀将 | → 成銀 | 金将と同じ |
歩兵 | → と金 | 金将と同じ |
王と金は成りません。成った駒を取られると、元の駒に戻って相手の持ち駒になります。
8.歩を打つときの禁止事項
同じ縦の列に、自分の成っていない歩を2枚置くことはできません。
前へ進めなくなるため、相手側の最奥段へ持ち駒の歩を打つことはできません。
持ち駒の歩を打ったその手だけで、相手の王を完全に詰ませることはできません。
9.王手をかけられたら
王手を無視して別の手を指すことはできません。必ず次のいずれかで防ぎます。
- 王を逃がす:攻撃されていない安全なマスへ移動する
- 攻撃している駒を取る:王手をかけている駒を取り除く
- 間に駒を置く:飛車や角による遠距離の王手なら、攻撃線を遮る
10.初心者が毎手確認すること
まずはここだけ覚えれば遊べます
- 交互に1枚ずつ駒を動かす
- 相手の駒がいるマスへ進めば取れる
- 取った駒は自分の持ち駒として使える
- 王手をかけられたら必ず防ぐ
- 相手の王を詰ませれば勝ち
- 敵陣の最奥1段で駒を成れる
最初は反則を確認しながら進めても問題ありません。数局遊ぶと、「取る・打つ・成る・王手」の流れが自然に分かるようになります。



